キーボードで操作可能

概要

この基準では、ユーザーがキーボードだけを使ってウェブページのすべての機能にアクセスし、操作できることを確認してください。マウスが使えない人でも、タブキー、矢印キー、Enterキーなどを使って、リンクやボタン、フォームなどを操作できるようになります。

メリット

  1. キーボードのみで操作するユーザー: マウスを使わず、キーボードのみで操作する人も、ウェブサイトの全機能を利用できます。
  2. 視覚障害のあるユーザー: スクリーンリーダーと組み合わせて使う場合、キーボードナビゲーションは情報へのアクセスを容易にします。
  3. 運動機能障害のあるユーザー: 手や腕を大きく動かすマウス操作が負担になる人にとって、操作をキーボードで代替すれば、操作上の負担が減ります。

達成方法

  1. 操作可能な要素へのキーボードアクセス:
    • ウェブページ上のすべての操作可能な要素(リンク、ボタン、フォームフィールドなど)がキーボードだけでアクセスできることを確認します。
  2. キーボードトラップの回避:
    • ユーザーがキーボードだけでナビゲートしているときに、特定のUIに閉じ込められることのないようにします。モーダルダイアログなど、ナビゲート領域を制限するUIではキーボード操作のみでその領域外へ移動できるようにします。
  3. フォーカスの視覚的表示:
    • キーボードでナビゲートしているときに、どの要素がフォーカスされているかが明確にわかるようにします。基本的には、フォーカスされた要素の周りに表示される視覚的なアウトライン(フォーカスリング)でフォーカス状態を提示します。

テスト方法

  1. キーボードナビゲーションのテスト:
    • マウスを使用せずにキーボードだけでウェブサイトを操作してみます。すべてのインタラクティブ要素にタブキーでアクセスし、Enterキーやスペースキーで操作できるかを確認します。
  2. フォーカスの視覚的表示の確認:
    • キーボードでナビゲートしているときに、現在フォーカスされている要素が視覚的に明確に表示されるかを確認します。

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